昨今の検索アルゴリズム変更等で、「今あるブログに加えて、新しくサブサイトを始めたい!」という方も多いのではないだろうか。
この記事では、既にWordPressブログを持っている方が、2つめのサイトを開設する方法や費用について、実体験を基に解説する。
複数のブログを運営する方法は以下の3つが存在する。
- ①サブディレクトリ
https://main-site.jp/sub/ - ②サブドメイン
https://sub.main-site.jp/ - ③マルチドメイン ←今回の対象
https://new-site.jp/
本記事の対象は、新たにドメインを取得し同じサーバーで運用する方式である「③マルチドメイン」となる。「②サブドメイン」を増やす方式については別記事にて解説する予定だ[記事準備中]。
現在、筆者は計3サイトを運営している。
- ① pcningen.com (旧サイト)
- ② tek-next.jp (←本記事で作る)
- ③ dev.tek-next.jp (このサイト)
①の旧サイトのみある状態でドメインを新たに取得し、②を作っていく。
なお、ドメインは「ムームードメイン」で取得、レンタルサーバーは「ロリポップ!」を使用する。
2サイト目に必要な費用はドメイン代金のみ
一般的なWordPressブログの運用に掛かる費用は大きく2つある。
- ドメイン代金…年数千円程度
- レンタルサーバー代…2サイト目は基本的に無料
これらに加えて、有料テーマの購入代金やプラグイン・関連ツール等の諸費用が発生する。
ドメイン代金…年数千円程度
新規にドメイン(サイトアドレス)を取得する場合は、当然ながら初期費用と更新費用が発生する。価格はトップレベルドメインの種類(.com、.jpなど)によって異なる。

当サイト(tek-next.jp)の場合、取得は973円、更新は4,187円/年だった。
レンタルサーバー代…2サイト目は無料
レンタルサーバーについては、容量が足りる限り基本的に複数サイトで使い回すことが可能だ。ロリポップ!の場合、WordPressに対応した最低ランクである「ライトプラン」でも、200の独自ドメインに対応する。
追加費用の有無はレンタルサーバーの提供元サービスに準拠するが、国内の主要どころでは「ConoHa WING」や「エックスサーバー」、「mixhost」は、無料でマルチドメインを利用できる。
要するに、既にレンタルサーバーを借りている場合、二重にサーバー代が発生することはない、ということだ。例えるなら、同じ土地で複数の店を営業する形をイメージすれば分かりやすいだろう。
複数サイトの設定手順
ここからは、実際に新しいサイトを立ち上げるべく、ドメインの取得~サイトオープンまでの手順を、スクリーンショットとともに解説する。
ムームードメインでドメインを取得する
ムームードメインにアクセスし、欲しいアドレスを検索する。

良い名前が思いつかない場合は、AIが考えてくれるらしい。

リストからトップレベルドメイン(.jpなど)を選択。料金を確認し、申込へ進む。
「サーバー契約で0円」は、ムームーサーバーを利用した場合に限るので無視する。

- ドメインの契約年数 … 1年
- 登録者番号 … お客様の情報で登録する
- 公開連絡窓口番号 … 弊社の情報を代理公開する
ムームーサーバーは申し込まない。支払い方法は各自入力。
すべて入力し終えたら、内容をチェックし「取得する」を押下。

取得完了!

サーバーの設定
続いては、ロリポップ!のサーバー側の設定。
[サーバーの管理・設定 > 独自ドメイン設定]より、取得したドメインを新規設定する。

設定する独自ドメインと公開フォルダを入力。公開フォルダ名はWordPressのインストール前であれば変更できるので、間違えても問題ない。

認証が通ったら、SSLを設定しておく。
WordPressのインストール
ロリポップ!では、コンテンツ管理システムであるWordPressを簡単に導入できる。

[サイト作成ツール]より[WordPress簡単インストール]を利用。

さきほど作成した公開フォルダをインストール先とする。サイトタイトル等が決まっている方は、このタイミングで入力する。
テーマは後から変更できるので、「WordPressのデフォルトテーマ」を選べば良い。
以上で完了だ!

管理画面にアクセスすれば、見慣れた画面に到着。
あとは、テーマを設定後、WordPress内でプラグインの導入や各種設定をするだけだ。
お疲れ様でした!
本記事では、ムームードメインとロリポップ!を利用し、実際に2サイト目を作成した。基本的に案内に従って進めば良いだけなので、経験のある方であれば難なくできるだろう。
筆者も約3年ぶりの作業だったが、1時間程度で簡単にWordPressのインストールまで辿り着けた。
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