当サイトでは、アフィリエイトリンク等のクリック率を計測する目的で、クッションページを挟んでいる。
WordPressテーマ「AFFINGER6」のプラグインである「AFFINGER タグ管理マネージャー4」の機能で実装。リンクが自動的に計測リンクに変換され、クリックすると遷移先にリダイレクトされる仕組みだ。

ここでひとつ疑問が湧く。
クッションページが入ることにより、正しいリンク評価の受け渡しができず、SEOに影響するのではないか、という疑問だ。
本記事では、リファラの値を取得することで、検証を行った。
クッションページはSEOに影響なし
結論から述べると、クッションページがあっても特に問題ないようだ。
リファラを検証
「診断くん」というWebツールを使用して、リファラが正しく取得できるか確認していく。
手順は以下5ステップ。
- タグを作成
- 計測リンクへの変換リストへ追加
- 検証用ページにタグを貼る
- リンクをクリックする
- リファラの値を確認
タグを作成
AFFINGER タグを発行する。

AFFINGER タグの編集ページにリンクを貼る。極めて単純なaタグ。
<p><a href="https://taruo.net/e/" data-type="link" data-id="https://taruo.net/e/">診断くん</a></p>
計測リンクへの変換リストへ追加
このプラグインでは、計測リンクへの変換は指定のURLのみ行われる。
クリック計測 > 設定より、前方一致で「診断くん」のURL(https://taruo.net/e/)を追加。

検証用ページにタグを貼る
検証用のページに、STEP1で作成したAFFINGER タグをショートコードで貼る。

リンクをクリックする
ページを公開し、リンクをクリックする。

リファラの値を確認
「診断くん」にリダイレクトされるので、リファラ(HTTP_REFERER)の値を見る。

リファラが、リンクを貼り付けた元ページになっている。
想定したリファラである≒きちんとリンクされている、ということだ。
Search Console上でも正しく認識している
リダイレクトURLはnoindexであるため、Search Console上でインデックス登録されていない旨のメッセージが出るが、「ユーザーが指定した正規URL」としてクッションページに集約されている。

クローラがページの関連性を正しく認識していることから、SEO的な問題もないと考えられる。
考えてみれば単なる301リダイレクトに過ぎないので、当然といえば当然の結果。計測用リンクを使っても、特に影響ないことが分かったので、今後もAFFINGER タグを活用していきたい。